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Dim Brightness

思いも寄らない雨に打たれて

思いも寄らない虹に心を打たれた

今は何も操れないなら
今自分の持ってるものを好きになればいい

 

朝目覚めたら その空は曇ってて
今日の自分を試しているよう
いつもの通り 変わらない笑顔持って
晴れるのを今日も信じてみるよ

 

思い通りにいかないことに挫かれて
風の行き先を見誤って悩んで

それでも想いに染まったその目で見た
空に大丈夫と唱えてた

 

日々繰り返す遠のく時の中で
強い振りして前を向いているから
舞う花びら見落として
気付いたその空から
優しく薄く光が射してた

 

溢れるほどの優しい風の中に
誰かの声が聞こえた気がして
この手の中には この日へのメッセージ
何気ない今日も笑顔で終われそう

 

同じ時はもう2度と巡って来ないから
微かなことも大きな輝きに
変えられる心 変えようとする気持ち
歌になって 今日もここへ届いたよ

Zeppo

また今日も聞こえてくる
「あの舞台良かったね」って
そこに僕の名前はただの1度も出てこない

この声も姿もそこにあったのに
誰のページにも残らない

 

でも物語が進むには
ライトも注目も浴びない影の役が必要
自分を抜いては
あの色は出せないから
ページの隅でひっそりと筆を導いてるんだ

 

今日もまた歌っている
彼はステージの片隅で
その姿は誰の目にも映りはしないけれど

その声や凛々しさがそこにあるから
誰もがページに包まれる

 

そう、心を揺さぶる場面には
ライトも注目も浴びない
ツェッポの存在がある
彼を抜いては
あの景色は描けないから
ページの隅で真っ直ぐに筆を導いてるんだ

 

あの虹を生む水や空気
あの花に添えられた葉も
あのオケに潜むヴィオラの音
あのシャーロックの友ジョンだって
大きな意味を持つ
その存在があってこそ
美しい世界が刻まれていくんだ

 

見せ場のない物語の下には
ライトはいつまで経っても届かないのだろうけど
自分にしか出来ない響かせ方があるから
胸を張って この場所で
その筆を導いていくんだ

Pang Hole

地下行きのボタンを押したみたいだ 
明かりが遠のく 
一瞬で変わる世界 あの時と同じだ

うまくいくように 選んだのに 
行き先はいつも 願った方と反対に 
向かっていく

 

悔しさに震えて 握りしめた拳 
涙ぬぐいながら 打ちのめされながら 
騒めく沈黙と 目も慣れない暗がりで 
どこかにあるはずの 出口を探した

 

決断して 踏み外して 
立ち上がって また 決断をして 
点いては 消えるサイン 
暗闇と光源を 行ったり来たり

思い通りに行かないなんて 分かってるのに 
付いたいくつもの傷跡に 
足をとられていく

 

力振り絞って 叩きつけた拳 
涙 でぬれながら 傷み引きずりながら 
止まない心拍と 幻想の地上を頼りに 
どこにもなかったはずの 出口を作った

 

光り輝くてっぺんに自分を映して 
軌跡を辿っても 何も見つからないよ 
本当に必要なカギは いつでもつまずいた先に 
埋まってるから

 

出来た出口の先は 見たことのない眺め 
前よりも明るいな 見晴らしいいな 
自分で辿り着いた 地図にはない入口 
転んだ分 手に入れたカギを 握りしめて

Grab Your Gear

 

始まりは 鼓動が赴くままに

迷いもせずギアを動かした

準備もせず 飛び出した

 

回り出したそのギアは

ぎこちなく たゆみなく

 

試みと 慣れを 繰り返しては

不安なんて 相手じゃなかった

目に映る 大きな絵 目掛けて

 

失敗は自然で 成功は必然で

どんな世界も 目新しくて

辿り着くのが 待ち遠しくて

夢中で走った

 

見慣れた景色

変わらぬ 風に まとわれ

 

めくるめく日々と 思い描く世界とが

違うことに 気付きながら

回り続けるギアは 今どこを目指して

 

平穏を手にしたから

新しいギアを握る勇気も感覚も

閉まい込んで

鼓動は塞ぎ込んで

その霧を遠ざけた

 

誰もが皆 旅をしていて

その途中で迷い悩んで

分かっているんだろう

もう目的地は1つじゃないことを

 

目は眩み 耳も鳴るだろう

それでも自分で 気付いた真実ならば

もう 絵空事じゃないから

 

不安も疑念も 突き破り

新たなギアを 回してごらん

回した瞬間 見えないギアが

あちこちでいくつも回りだすよ

岩だらけの地だけど 踏み出せば

色鮮やかに 変わって見えるから

どんな 過去も 未来も

Ready to Roll! You need this!

Grab Your Gear! Ready to Roll!!

Humane

掴んでは身を傲り
失っては後悔の繰り返し 
いつしか失う怖さに
がんじがらめにされていた 

 

漆黒の暗がりで見つけた
小さなかがり火を消さないよう
懸命に息を吹き込んだ

 

誰かを思いやって 自分に覆い被せた布は
幾重になっただろう 
めくられることのないまま
傷付けたくないばかり さらけ出せず
いつしか心は布に包まれていた
孤独と一緒に

 

暗過ぎて狭過ぎて
ありきたりな言葉や詩じゃ響かない
探しているのは揺れ動かす微かな風

 

苦しみや痛みをひた隠し
どんな笑顔も曇らせぬよう
安心を灯していたんだ

 

誰かを信じる度に 飲み込んで来た言葉は
どんな実になっただろう
花はつけなくとも 
陽の目を見られる想い
闇に葬られる気持ち
どちらも生きて血と涙を分け
命は実をつける

 

思いやり過ぎて 離れてしまうこともある 
途方に暮れて 湧き上がる寂しさ
強そうで脆かった絆も
届かずとも消えない想いも 
何かを意味しながら
そこにあるんだ

 

今を守ろうとして 

絶壁で踏ん張る足は震えていても

微笑んでいた  いつだってありったけ
冷ましてしまうのが怖くて弾いた温もり
弾いたはずなのに そこにある
触れなくても 感じられる
君の優しさが 尊さを失わぬよう

Budder

誰でも何かの球根があって
その存在を信じ想いを乗せた時 
芽が生まれるんだ 

 

その芽は花になろうって 決意をするんだ 
活きる場所を見つけようと 
君と共に生きようと

 

君が 頼りだよって ささやきながら

 

疑わない心で 語りかけ
おぼつかない手で水を与え 
弱音も後悔も 肥やしにしながら 
自分を重ね 駆け抜けていこうか
その威力を持って 陽のあたる先へ

 

君は鮮やかな夢を追い求め 
一人歩きし始めた 
希望と 失望の狭間で 
いつからか 祈るだけで すがるだけで 
見えない虹を探しては 
怠ることのなかった 水やりさえも忘れていた

 

芽は蕾になろうとしていた 
注がれてきた想い 願い絶やさぬように

 

ひとつのことに捕われていては
命がいくつあっても足りないよ 
自分で可能性の芽を摘むんでしまう 
ひたむきな君の 優しさで
守ってあげてくれ

 

気が付けば理想の下敷きになって
幾多の嵐にも耐えていた 
耐えすぎて 出来た傷で 何も見えなくなってた
それでも君は水を注ぎ続けるんだ
芽に根がある限り 根が呼吸してる限り

 

生まれてきたこと心から
息切らし走る日も偽りなく
君の中で確かな喜びだったよ
やっと出会えたね向き合えたね 
こんな凛とした花 見たことないよ
歪まない茎は芯となり 
めいっぱい開く花は
果てしない輝きに 
涙でできた虹を仰ぐよ

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